2021.10.24 森もりの日 10/24里山保全ボランティア体験
今日は年に一度の池干し!
今年はD-1池の池干しに挑戦!
…だったのですが、思っていた以上にD-1池の泥が深く、
大人でも溺れてしまう可能性があったので、水を抜くのは断念しました。
網を引っ張り、生きものを端へ追い込んで捕獲する計画に変更しました。
お目当ての鯉には逃げられてしまいましたが、
新しい挑戦が出来た回となりました。
取れた生きものは高校生のお兄ちゃんスタッフが解説。
ため池は古くから農業用水として活躍しており、
新設したり、元の池を改築して、稲作などに必要な水を確保してくれています。
昔は池を干して、「じゃことり」と言って、魚をとって食糧確保もしていたそうです。
そんな、暮らしの伝統行事はいま生物多様性保全としても見直されています。
池干しをしない池の底にはヘドロがたまり、
ヘドロが水中の酸素を吸収してしまい、
水中の酸素が少ない生きものたちが暮らしくい池に。
池を干すことで、池の底に十分な酸素を含ませることができるので、
水を入れ直すと、酸素は水中にのこり、
多様性豊かな池を保つことができるのだとか。
ため池には、樋(ひ)という水をながすための管があり、
泥樋(どろひ)というどろを流す管があれば、
水と混ぜて流すということもできます。
残念ですがD-1池に泥樋はみあたらず、
もともとあったかどうかも分からない状態でした。
何か良い方法を発見したときは、
また皆様のお力を借りるかと思いますので、
その際はどうぞよろしくお願いします。
最後にD-1池はアメリカザリガニがほとんどいない状態なので、
湿原の植物を植えることにしました。
公園のあゆみの森にあるヒルムシロを移動しています。
定着する日を願いつつ、ため池再生をこれからも進めていきましょう!