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2021.10.17 プログラムの様子 秋のキノコ観察

今年のキノコは長雨に恵まれず、渋め。
ですが、明るく可愛らしい参加者の皆さまのおかげで、
楽しい観察会となりました。

見つけたキノコの説明を一部紹介
ミヤマベニイグチ
イグチの仲間は主に夏に出てくるキノコ。猪口と書いてイグチ。
イノシシの鼻面を指して名付けられたそうです。
カサの表は赤で、裏は黄色。
裏が黄色いキノコは触ると変色するものが多いですが、これは変色しないキノコです。
子どもたちは「色がサツマイモみたい~」とも言っていました。

触ると傘の裏から白い液体を出すチチタケの仲間も少し。
チチタケは食感はモサモサしていますが、
美味しい出汁がとれるそうで、
栃木県の方では「乳茸(ちたけ)うどん」として食べられているとか。
クロチチダマシというキノコも今回は見つけることができました。
「ダマシ」とか「モドキ」とか「ニセ」とか生きものの名前って面白いですよね。

ツチグリも発見!
ツチグリはタイでは高級食材なのだとか。
熟す前は中身が真っ白で、その状態のときに食べるそうです。
見た目がクリに似ているからとか、味がクリっぽいからとかから
その名前が付きました。
開いたツチグリを指で押すと胞子がフワッと出てくる、面白キノコです。

キノコは雨と気温の条件がそろったときに生えてきます。
なので、梅雨と秋に多く出ます。
秋のキノコの観察会でも、夏の終わりのキノコとと秋の深まりにでるキノコで
様子も変わるそうなので、秋のキノコの観察会は時期をずらしていろいろ参加すると、
色んなキノコに出会えるそうです。
食いしん坊さんへプチ情報を言っておくと、
食べておいしいキノコは秋の深めが多いらしいですよ!

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